平成22年(2010年) 年忌表
年忌と祥月
年忌法要(いわゆる法事)とは、上記の表にある一周忌や三回忌などの法要のことです。亡くなった方の命日の月のことを祥月と言います。年々の
祥月命日に
祥月法要をお勤めし、これを法事として特別にいとなむものを年忌と言います。
例えば、称念寺前住職(第23代、1911〜1973)の伊勢研学(法名:竹風院釈研学)の命日は7月27日です。毎年のこの日には祥月法要が勤修されています。昭和48年に亡くなったので平成17年には33回忌としての年忌法要を迎えました。
また称念寺前々住職(第22代、1885〜1957)の伊勢了憲(法名:清風院釈了憲)の命日は2月26日です。昭和32年に還浄されたので、平成18年には50回忌の年忌法要が勤まりました。
宗祖親鸞聖人(1173〜1262)の祥月法要は、
報恩講として毎年11月21日(初逮夜)から、ご命日の28日(御満座)まで、京都の本山・東本願寺の御影堂にて厳修されています(現在は御影堂修復工事のため、阿弥陀堂にて執り行われています)。来たる2011年には宗祖の750回忌である御遠忌法要を迎えます。また中興の祖である第8代蓮如上人(1414〜1499)の祥月命日は3月25日です。
年忌法要のお荘厳
法事の際のお内佛の荘厳には、ご本尊前の上卓、前卓だけでなく、祖師の御影前の卓には打敷をかけましょう。お華束は杉盛もしくは白餅を尊前にお供えします。お花は桜や紫苑、南天等を“花の真”とし、これに四季折々の色花を挿し交ぜます。上卓の華瓶はいつでも“樒”とします。蝋燭は朱色のもの。お仏供は法要前におそなえし、終わった後にお下げします。
月に一度は“おあさじ”に 年に一度は本山に
修正会 元日
元旦会とも言われます。修正とは、過ちを改め、正しきを修めるという意味ですから、一年の初めに身を正し、思いを新たにして、念仏を申すことが生活の原点であることを確認するための法要です。称念寺では、毎年除夜の鐘を撞いた後、本堂にて勤まります。お勤めの後には、お酒が振舞われ座談がありますので、是非ご参加ください。
彼岸会(春秋)
お彼岸は、春分の日(3月21日)と秋分の日(9月23日)を中日とする前後3日間の合計7日間を言います。彼岸とは“此岸”に対する言葉で、私たちの生きている迷いの世界が此岸であるのに対して、彼岸はさとりの世界、すなわちお浄土のことを指します。彼岸という言葉は、正しくは到彼岸の略で、その語義は、迷いの世界からさとりの世界へと到るための“行”を意味しています。
浄土真宗ではさとりの世界、すなわち浄土へ到るための“行”は、阿弥陀仏が成し遂げて、南無阿弥陀仏の名号として、衆生つまり私たちに与えてくださったとしています。したがって、お彼岸という行事は、私たちが阿弥陀仏のお心を聴聞し、念仏を申す人となることを確認する法縁となります。
花まつり 4月8日
釈尊(お釈迦さま)の誕生した日を記念した法要です。釈尊降誕会とも呼ばれます。花で飾られた花御堂にまつられた誕生仏に甘茶をそそぎながらお祝いします。これは仏教の各宗派共通の行事でもあります。寺院によっては、白象に花御堂を乗せて、稚児行列を繰り出すなどして、にぎやかに行われるところも多くあります。
盂蘭盆会(お盆) 8月13〜15日
お盆は8月13日から15、16日に行われるところが多いが、新暦・月遅れ・旧暦、また地域によって様々です。そもそも、お釈迦さまのお弟子の一人、目連尊者が亡くなった母親を餓鬼道から救おうとして、お釈迦さまの教示により、雨季の修行期間の最終日にあたる7月15日に仏弟子たちに、もてなしの供養をしたことで救われた、という故事に由来しています。
真宗ではお盆は先祖の追善供養ではなく、また亡き人に対して(お参りの)功徳を振り向けようとするものでもありません。亡き人は、すでにお浄土より阿弥陀仏のはたらきとともに、常日頃から私たちに対して真実(仏法=ダルマ)への目覚めを促してくださっています。ですから、お盆の時期だけにご先祖を迎え入れるという行為はしないのです。言い換えれば、阿弥陀如来のお慈悲を仰いで、私たちがお念仏を喜ぶ人となることにお盆の意義があり、それがひいては先祖のご恩に報いることになります。
お取越 10月末〜11月
報恩講は、僧侶・門徒ともに本山へ参拝するのが建前です。一般の寺院や家庭での報恩講は、それより早めに勤まりますので“お取越”と呼ばれています。信心が定まっていないことは“以ての外の大事”でありますから、この法要を仏法・お念仏に出遇うご縁として大切におつとめしましょう。
報恩講 11月21日〜28日
宗祖親鸞聖人のご命日、11月28日にその恩徳をたたえ、聖人の受け止められた念仏の教えを聞くことを趣旨とするもので、浄土真宗の最大の行事です。報恩講は聖人の没後、門徒らが親鸞の遺徳をしのび、毎月28日に開いた念仏の集会がその始まりと言われています。そして本願寺3世である覚如上人がこの集会を“講”と称し、聖人の恩に報いる「報恩講」と名付けました。
東本願寺の報恩講ではご門首がお斎のときに、参詣者と一緒に精進料理をいただきます。本山ではその最終日に現在東本願寺においてのみ伝承されている坂東曲のお勤めが行われます。聖人が念仏したことにより越後に流された舟上での様子を表し、上半身を前後左右に激しく動かしながら念仏を称えます。
除夜会 12月31日
歳末勤行とも呼ばれます。大晦日の夕刻に一年の反省と、無事に過ごすことができたことへの感謝をこめて、家族そろってお勤めします。
帰敬式(おかみそり)について
帰敬式は三宝、つまり仏・法(教え)・僧(教えに依った集団、僧伽)に帰依し敬うことの儀式です。言い換えれば、仏法を真摯に聴聞し、日々の生活のなかにお念仏の教えを大切にして生きていくことを確認し、師や同朋との出遇いを通し、真宗門徒としての歩みを始めんとする方の儀式です。受式後は、仏弟子としての法名をいただきます。詳しくは住職にお問い合わせください。
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